フウセントウワタの綿毛
フウセントウワタの実をしばらく取っておくと、上の画像のような綿毛ができてきます。上の画像の綿毛は、ブログのこちらの記事→自分が使った花材事典:フウセントウワタ の花材から取った綿毛です。
私は、フウセントウワタを使うときに、たまに綿毛を取っておくことにしています(毎回は取らないかな。忘れて捨てちゃうこともあるし)。
フウセントウワタの実は、大体このくらいの大きさです。
↓ ↓ ↓
この実の中から、結構な量の綿毛が取れます。綿毛は、実の中にたたまれているときは小さいもので、外に出てきてワッと広がる感じになります。
↓こんな風に出てきます。
早まって、綿毛がうまく育たないうちに実を開いてしまうと取り損ねることがありますので、実が乾いてくるくらいの頃まで、放っておくくらいがいいです。
タンポポの綿毛よりも、大分大きくて、毛足(?)が長いです。毛足が長い分、ガバッとダイナミックに広がります。この、大きな綿毛で、風をつかんで飛んでいくわけで、窓をあけた部屋で扱っていると、風が吹き込んで綿毛が舞い、大変なことになったりします。
↑白い紙の上で撮ったのは失敗だった……。
こういう、バラの綿毛の状態で、私は袋か何かに入れて保存することにしています。
↓要するに、こんな感じで取ってあります。
フウセントウワタの綿毛は、ドライ花材ショップでも、花資材ショップでも売っているのを見たことが無いので、私は常時一袋くらいはストックしておきますが、すべて自家製の綿毛になります。ドライ花材は、「こんなものまで」と思うようなものが売っているものですが、なぜかフウセントウワタの綿毛は無いですね。タンポポの綿毛はあるのにね(あれは、丸いままの状態を保つという加工をしてあるので、商品価値はそこなのでしょうが)。
大好きなフウセントウワタの綿毛ですが、私は今までに一度しか作品にしたことがありません。理由は、使うのが難しいからです。「使うのが」というより、「ステキにするのが」難しい、と思います。
フウセントウワタの綿毛は使い方を誤ると、子どもの遊びみたいな感じになってしまうことがあるので、よく考えて使うべき材料のように思います。
もしも、展覧会で使おうと思うなら、飛び散って回りに迷惑をかけることが無いような使い方をしないといけないとも思います。
フウセントウワタの綿毛は、とにもかくにも、見た目の「フワフワ感」が命だと思いますので、フワフワ感が面白さに直結している作品が作れないかなあと考えています。
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