着色竹(銀)

2024年2月2日

「管理人のストック花材」で、以前に割り竹は紹介しています。
この記事で紹介するのは、葉付きの丸のままの竹を、銀色に着色したものです。

これは、お正月花材として購入したものでしたが、資材屋で気軽に売っているものでもないので、きれいなままキープして使いまわそうかと思っています。

和の祝いごとの、にぎやかしになってくれそう

葉っぱがついたまま銀をかけているので、なかなかの派手さがある花材です。

着色して売っている理由は、お正月花材としての華やかさを加えたということのほかに、竹は変色してしまうということがあったかと思います。
青竹の緑は、すがすがしくて美しいものですが、冴えた緑色を保ってくれる期間は短く、徐々に茶色に近づいていきます。でも、着色してしまえば、茶色い枯れ色になることはありません。

買ったときは、「フレッシュ」でした

竹は、元来水揚げの良いものではありませんので、着色になっている時点で「ドライ花材」扱いにしても問題ないと思いますが、画像の竹は、購入したときには一応まだ「フレッシュ」」でした。
根元の着色していない部分に青い色がありましたし、ちゃんと水につけられていました。

でも、自分が使うときには、フレッシュだからといって「水につけねばならない」とは考えませんでした。

長大でした

この竹、実はかなり大きかったです。
↓なんとなく大きさが分かりそうな画像を貼ってみます。

大体、私の身長と同じくらいの高さですので、全長150cmくらいでしょう。枝と葉っぱは、実を言うと、少し間引いてしまっていて、購入時はもっとワサワサとしていて、もっと派手な外見でした。
この長さのまま使えば、かなり大型の花に仕立てられます。しかし、家の正月花に加えるときに、半分の長さにしてしまったので、現在は、「75cmくらいのもの2本」になっています。

竹らしさを感じる「節」や「切り口」

竹を「竹らしいなあ」と感じるポイントとして、節や切り口の存在は大きいと思います。

こういう部分が、竹ならではの表情を生んでいると思います。

葉っぱだけでも素材になる

上の項に、「使うときに、枝と葉っぱを間引いた」と書きました。いけばなの稽古上の都合で間引いたのですが、間引いた部分も銀をかけられた素材ですので、取っておけば何かに役立ちそうです。

↓着色葉ものドライとして扱えます。

この竹を着色した時点で、葉っぱはすでに乾燥し始めていたようですね。

葉っぱが、よじれて丸まっています。そのおかげで動きが出てきています。

この葉っぱの使い道を考えてみて、現在、候補に「和風のクリスマス飾りに仕立てる」というのが挙がってきているので、今年の暮れまで、傷めないように保管しようと思います。