自分が使った花材事典:フェニックスの実

フェニックスというのは、ヤシの一種です。花屋的には「フェニックス」ですが、図鑑で見てみたい人は「カナリーヤシ」で探してください。

フェニックスは、葉っぱも花材になります。てゆーか、普通、「昨日、フェニックス生けたよ」と言えば、それは9分9厘「フェニックスの葉っぱを生けたよ」という意味です。実の方は、滅多に使えない花材です。お稽古花に入ってくることなどはまず無く、生けようと思ったら注文するレベルの花材です。

それが、お稽古花で気軽に使えるのは、さすが草月流本部の教室ですなあ。

↓これが、フェニックスの実。

大きくて重すぎるので、思わず置いたまま撮影してしまいました。

↓もうちょっと近づいてみると、こんな感じです。

意外につやつやしている、ドングリ型の実です。これがびっしり付いていますから、うっかり軽い花器に生けると、ひっくり返りそうになります。

一般の方からすると、上の画像が「椰子の実」というのは、やっぱり意外ですか?
「椰子の実」っていうと、こっち↓が来ます?

いけばなの世界では、ずっしりと重いココナツの実も生けますけど、フェニックスのような小さな実の椰子も生けます。フェニックス以外の小さな椰子の実も、いろいろ生けます。

椰子は、木の上の方に花が付いて、下垂するようになるのが主流でして、そのために、椰子の実も、大抵下垂する枝つきになっています。

↓このくらい下がります。

口元を隠したいときには、便利に使えますね。
この下垂している感じを、効果的に使うべきでして、「下向いちゃってる」ように見えたらかっこ悪いです。

実は、椰子の花は、ドライ花材として売っています。「花」というか、「花が付いてた軸のところ」だけがドライで売ってるんですが、それもたくさんの線がわーっと下垂する感じが面白いからだと思います。
私、このフェニックスを、このままドライにしてみようかと思っておりまして、うまくできたら本サイトのこちらのコーナー:管理人のストック花材 にアップします。
ドライにしたら、実がどうなってしまうのか分からないのですが、落ちなければつけたままにするし、落ちてしまえば軸だけのドライにしようと思います。

好奇心で、実を1個取ってみました。

カチカチで固いです。

でも、爪で割れた!

殻の中に種が入っている、という感じでした。

……この種まいたらどうなるんだろう?

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