自分が使った花材事典:リューココリネ

2018年10月15日

大好きな花材です。

このブログを、定期的に見てくださっている方には分かると思いますが、私は「好きな花材」ばっかりを扱っているわけではありません。むしろ、「この花好きじゃないんだよね……」と言っていることの方が多いような気さえします。
この花のように、好きで好きでたまらないものがあり、そしてそれを扱える、というのは私のように毎日花を触っているやつにとっても相当楽しい出来事なのです。


独特の雰囲気がたまらない!


リューコは、この雰囲気のある姿がなんとも言えず魅力があります。
真ん中が、赤紫の品種もあって、私はそちらの色も好きです。

リューココリネは、結構買いやすい

この花ステキだけど、私の行く花屋さんには無いわ……と思っているあなた! リューコは珍しい花材ではありません。そして、高価な花でもないんです。一本、安いものだと70円くらいからあります。
この花は、作りが繊細すぎて、花屋さんのステン缶とか菊バケツに入れるのが、あまりふさわしくないので、ちょっと別のところに置いてあることが多いです。

たとえば、花屋さんの冷蔵庫の、一番上の段に、ガラス器に入っていたりします。胡蝶蘭などがあるようなゾーンですので、「高いんだ、きっと」と思われる方が多いですが、聞くのはタダだと思って聞いちゃってください。高くたって、200円くらいだと思います(200円は相当高いです)。

また、冷蔵庫の、ど真ん中にあるようなことはほぼありません(置きようがないんです)。端っこを見てやってください。小さくて繊細ですし、100本も入荷するようなことはまあ無いので、脇の方にちょこんと置いてあります。
花屋さんに尋ねるのが面倒でない人は、「リューココリネっていうの、ありませんか?」と聞いてみてください。多くの花屋さんは、この優しい花を愛していますが、普段バンバン売れる花ではないので、「リューコ好きな人が来てくれた!」と思ってちょっと嬉しくなります。(嬉しくなった花屋さんは、何かとサービスしてくれます)

あと、リューコは、切花よりも、鉢物の方が多くの品種が出回っています。簡単に咲く花ですので、絶対に切花では入荷しないような品種を育て、庭から切りたての花を飾るのも、大いにおすすめです。