自分が使った花材事典:ホマロ(糸菊)

2020年3月9日

花びらが、糸のように細いので、「糸菊」。品種名としては、「ホマロ」です。

細くて、中が管になっている、ストロータイプの花びらです。
私は、このような糸菊とか、嵯峨菊とかが好きで、普通のスプレー菊よりも多く買っているほうだと思います。わりと好きなんですよね。

あ、「スプレー菊なんですか、糸菊なんですか、どっちですか」って聞いてくる人がいますが、この花は、
「スプレー咲きな糸菊」
です。
スプレーは、一本から枝分かれして咲く様を言い、糸菊は花弁の細さを言うものです。

で、この菊はスプレーなので、一本でこのくらいの嵩があります。
↓ ↓ ↓

上に書いたように、私はこの菊が好きなんですが、一つだけ、「この花、めんどくさいなあ」と思うことがあります。

↑上の画像をよく見ていただくとわかるんですが、包んで運ぶときにきゅっとまとめたために、花同士がひっからまってしまっています。こうなると、なかなか離せないんです。一つ一つ、花弁の絡まりをほどかないといけません。引っ張ると花が傷むので……。

なんでそんなに絡まってしまうのかというと、この菊の花びらの先が鉤爪のようになっているからです。

これを、傷つけずに離すのが大変でした。

この糸菊、暮れの29日に買ったものですが、まだうちに飾ってあります。すでに10日以上たっていますが、冬場ですからこのくらいは持ちます。

現在の様子は、下の画像です。

花弁が大きく開いて、ますます華麗になっています。