自分が使った花材事典:シンビジウム

2019年1月27日

私は、シンビジウムはあまり使わない方です。しかし、1本300円だか、350円だかで、安かったので、買ってみました。

シンビには、いろんな色がありますが、今回使ったのは黄色です。私は、グリーンが一番好きだったりするのですが、黄色しかなかったので、これを買いました。

なるほど、シンビが2本で700円くらいなら安いね……と思った方がいるかもしれません。 しかし、上の画像は、元々は1本のシンビでした。長かったのを、私が半分にカットしたのです。大輪・長房で300か350円ですから、お買い得と言うべきでしょう。

長い、立派な蘭類は、素人の方は、なかなかカットできないものです。勿体無い気持ちが先に立つのでしょうね。
慣れている人間は、真っ二つにバスッといけます。

↓こんなに長い一本でした。

このように切ると、上半分の枝を水に挿すために、蘭の花を、何輪かつまなくてはなりません。
↓要するに、赤丸の部分は花を取ってしまった箇所なのです。

赤丸の部分に、花を付けたままだと、投入れ花器にも、剣山にも、オアシスにも挿し難いです。

だから、遠慮なく、花を鋏で落とします。

↑これも、素人さんには勇気がいる行為なんですよね~。切れなくて、遠慮しながら、怖がりながら作業するので、余計に難しい扱い方法に追い込まれていき、最終的にうまくいかなくてがっかりする、というパターンがよくありますねえ。遠慮しないで、ズバッと行くほうが、本当は失敗が少ないものなんですけどね。

落とした花は、もちろん捨てずに水に挿します。

まあ、たとえば、こんな感じに飾ります。

こういう、「花首だけをポコっと飾る」方法は、誰にでも失敗無くできる万能な方法です。私は、一応プロですけど、この「安易な万能方法」をよく活用します。私が、多分ほかの人と違うことをしているとすれば、頻繁に器を換えることでしょうか。私は、こういう小花を生ける器を、毎日変えたりするんです。 しかし、これは私個人の趣味の話なので、「皆さんも、器を換えるのを楽しめば?」とは言いません。