自分が使った花材事典:ケンポナシ
初めて見ました。
ケンポナシという名称も、初めて聞きました。今、ネットでちょちょっと調べてきたところ、クロウメモドキ科ケンポナシ属ケンポナシ、だそうです。庭木にされているという情報もあってびくりしました。私は、切り花としても、植木としても、ケンポナシなどという樹木には今まで会ったことがありませんでした。
私はこれをいけばな花材として買いました。気に入ったのは枝つきではなく、なんとも面白い顔をした「実」に興味をそそられたからです。
教わる方のお稽古用に買ったので、私はこれで一作生けたわけですが、少々心残りな出来ばえでした。実が面白過ぎて、私ではその良さを引き出せませんでした。
だって、こんなおかしな実なんですよ。
なにがどうなってんの、という感じです。↑この実、たわわ過ぎて分かり難いので、もっとわかりやすい画像を出してみます。
いやー、いずれにしろなにこれ、という感じです。
で、この奇々怪々な実が食べられるというので、心から驚きました。
上の画像で言うと、丸い部分が果実、果実が付いているうねうねした部分が、果柄部です。食べられるのは、うねうねの果柄の方だそうです。
ここが、梨のように甘いから、名前に「ナシ」の文字が含まれるとのこと。
好奇心が抑えられず、思わず実を分解しました。
味わうのは、さすがにできませんでした。
この種をまいてみようか、と、一瞬考えましたが、ベランダの鉢の数を思い浮かべてやめにしました。
この実をドライにしてみたらどうだろうと思って、一部試してみましたが、果柄の部分がしわしわになってきて、きれいに見えなかったので、捨ててしまいました。
また巡り合うことがあったら、また生けたいです。
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