自分が使った花材事典:スプレーバラ(黄)

2019年12月27日

このスプレーバラはきれいでした。

スプレーバラ(黄)

花の形がよく、最後まで開ききり、枝全体に勢いがありました。一般的に、バラの切花は持ちが良いものではありません。しかし、このバラは一週間以上ピンとしていました。

スプレーバラ(黄)

スプレーバラは、大輪バラのような迫力はありません。でも、目的によっては、一本立ちのバラよりもずっと使いやすいです。特に、いけばなよりもフラワーアレンジメントで、「スプレーの方がツカエル」と思っている人が多いと思います。一本で、枝が取れて幅も出せますからね。

スプレーバラ(黄)

このバラは、とにかく顔が整った「美人さん」でした。

美人は、時がたっても美人ですな。
満開になったときの、この華麗さはどうでしょう。

スプレーバラ(黄)

スプレーバラって、あまり開かずに、真ん中が「ツン」と立ったまま切花の命を終えてしまうものがよくあります。多くの消費者は、真ん中が「ツン」とした、満開前のバラを見慣れているので、最後まで開かなかったことを残念がる人は少ないです。しかし、私は「開いたバラ大好き派」なので、このくらいまで開いてくれないと、「物足らない」と感じます。ここまできてくれると、こたえられませんなあ。

このバラは、あまりにも元気で勢いがあったので、切り落とした根本の方を水挿しし、花は最終的にポプリにしました。丸ごと「楽しみ尽くした」と言って良いと思います。