自分が使った花材事典:スカビオーサ(ステルンクーゲル)

好きな花材です。

子供のころ、まだこの花材を写真でしか見たことが無かったころは、「茶色い花のスカビオーサだ」と思っていました。しかし、一回でも触れば分かりますが、これは通常の花ではありません。

この真ん丸な部分に触ると、チャラチャラカサカサしています。半分くらい乾燥している感触です。これは、花が落ちた後の、ゆくゆくは実になる部分なんだと思います。花が落ちて、乾いて結実に向かっているのを切り花にしている、ということなんでしょう。

なので、ステルンクーゲルは、簡単にドライになります。でも、品物によって、きれいに球体のままドライ化してくれる場合と、パラパラ落ちてきて球体が半分くらいになってしまう場合があります。私の体感では、きれいな球体を保ってくれる確率は6~7割、という感じです。

完全に乾いても、茶色の球体の部分の面白さは変わりませんので、そういう意味では「フレッシュでもドライでも、どっちでもきれいだし面白い」のですが、フレッシュの場合は、茎が緑色なんです。

この緑があった方が、やはり魅力的かなあと思います。