自分が使った花材事典:葉ボタンの花

2019年2月6日

こちらの記事=葉ボタン の画像の、ちっちゃい方を挿し木にしたところ、見事について、このほど開花なさいまして……。

本当は、切るつもりは無かったんですけど、先日の「爆弾低気圧襲来予報」が出た日に、「これは振り回されて、傷だらけになるに決まっとる」と思い、屋内に避難させる意味で切花にしました。

葉牡丹なので、やはり葉っぱがきれいです。

花は、完全に「アブラナ一族」の顔をしています。

素朴な野菜の花の顔よりも、葉っぱの方が派手なくらいです。

生ける必要が出来て切ったわけではないので、あわせるのに良い花材や、器を考える間、こんな風に生けて「全身を温存」しました。

花を「とりあえず取っておく」ときに、一番簡単な方法は、花瓶に放り込むことなんですけど、この葉牡丹の場合は、花瓶に入れると下の方の葉っぱが犠牲になるので、それを避けるために、わざわざ豆剣山で立たせてあります。

花を切った後の葉牡丹は、もちろんまだまだ元気です。横っちょから、もう一本花が上がってきたりしないかな……と思っています。

今、住宅地を歩くと、あっちこっちで葉牡丹の花が見られますよ。ちょうど、今が最盛期くらいでしょう。鉢物で丹精された葉牡丹は、画像のような小柄な花ではなく、もっと幅のある、大柄な花を付けます。
大柄になっても、アブラナ一族はアブラナ一族ですけどね。