自分が使った花材事典:姫水木
切り花姫水木は、春先から出回る
姫水木は、春先の枝物です。
いけばなのお稽古花に、よく入ってきます。ある程度の太さがあり、矯めも効き、そのままでも枝のラインが美しく、初心者さんにも扱い易い枝です。
枝に緑がポツポツついているのは、少し経つと花になって開いてきます。緑なので、一見新芽に見えますが、「花」です。
私は、姫水木は、非常に好きな花材です。似た花材で、土佐水木というのもあり、それも好きです。
姫水木は、しなやかで扱いやすい
私は、水木関係は、枝のしなやかさが特に好きです。
姫水木は、このくらい↓の太さがあり、結構しっかりした枝なのですが……
↓こんなに柔軟な枝なんです。手で簡単に輪が作れます。
姫水木の持つ、自然な曲線美
姫水木は、決して「矯めて形を作らないと面白くない」タイプの枝ではありません。何もしなくても、下の画像のように、素直な曲線の美があるところが好きです。
人に嫌われる「あく」みたいなものが無いところがいいですね。
ニシキギなんかは、扱いやすくて、いけばな人には好まれますが、一般の人からすると、「なんか好きじゃない」と言われることがあり、人を選ぶところがあります。
でも、姫水木を嫌いな人は、まあいないと思います。人も枝も、素直が愛されるんですかねえ。(←こういうことを書くのは、素直じゃない人です)
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