2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(6)

2022年11月25日

前の記事:2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(5)の続きです

人工授粉の結果

前の記事に書いた人工授粉が、その後どうなったかというと……

2022.09.21

はい失敗です! 黄色くなってしぼんでしまいました。
この雌花が、結実させるには最後のチャンスではないかと思っていたので、がっかりしました。
もう、9月末です(幸い気温は高かったけど)。種まきをやり直してまでしたチャレンジなのに、このまま報われないんだろうか……。

また雌花がついた

でも、上の項の画像を撮った日に、また一つ雌花が出ました。

2022.09.21

これこそ本当に最後のチャンスになると思いました。
でも、季節的にはすでに難しいのかなとも思いました。今から咲いて、受粉して、結実して大きくなるとすると、10月末か、うっかりすると11月までかかってしまうでしょう。
てゆーか、寒くなってもう咲かずに枯れる、ということだってあるのかもしれません。

最後の開花 結実の夢はかなうのか?

色々あきらめかけながら開花を待っていましたら、ちゃんと咲いてくれました。

2022.09.26

ちゃんと咲いてくれたんですが、またしてもしぼみかけ。この画像は、7時半前くらいに撮ったのですが、その時点でもう閉店準備みたいな状況になっています。マジで、なぜなんだ? もうちょっとゆっくり咲いていたら? そのほうが種の保存がしやすいと思うけど。

2022.09.26

花が閉まりかけだと受粉の能力ってやはり落ちるものなの? もし、落ちるのだとしたらマズいので、急いで人工授粉の作業をしたために、受粉の画像は撮り忘れました。
このときの人工授粉には、一番最初に発芽させたときの株に咲いた雄花のおしべを使いました。

今年は、人工授粉に惨敗し続けてきたわけですが、この受粉の結果はどうなるんでしょうか。結実の夢は文字通り実を結ぶのか、それとも枯れ落ちるのか。

結実した?

さて雌花の運命やいかに。
というわけで、二日発った画像を出しますと……

2022.09.28

おや?
今までと違う。実が濃い緑を保ってる。そして、丸い部分が少し大きくなっているような気がする。
でも、「気がする」だけかもしれない。結実を望むあまり、都合の良い思考に走っているのかもしれない。

で、もう一日たった様子が、下の画像です。

2022.09.29

……あんましわかんない。昨日と違わないように見える。
これでは判断できない。明日なら、きっとわかるだろう。明日になれば、受粉後三日目になり、受粉失敗であれば、黄色くなる気配くらいは現れるはず。

という感じで、ドキドキしながらもう一日待ちました。

結実した!

受粉後三日目の画像です。

2022.09.30

三日たってもきれいな緑色です。
これはもう「成功」でいいでしょう。結実しました!

いや、良かった良かった。カボチャの結実なんて、過去の経験から「簡単だ」と思っていたのに、秋の終わりごろまでヤキモキさせられました。

あとは、これがどこまで大きくなるのか、どんな色になるのかを見届けます。
下からは、カボチャの実の生育観察になります。

2022.10.02

少し大きくなり、うっすら黄色くなり始めました。

2022.10.03

ちょっと扁平になりつつある?
親カボチャの実は扁平ではなかったけど。

2022.10.14

上の画像の日から11日たち、明らかに扁平な形になりました。

色も、だいぶ黄色くなりました。親カボチャは濃いオレンジ色でしたが、この子はこれからオレンジ色になっていくんでしょうか。

↑大きさの目安に、私の手を写り込ませています。

2022.10.21

あまり、変化らしい変化が無くなりました。

黄色が多少濃くなったくらいです。実の大きさは、この一週間まったく変わらないように見えます。
ということは、実の大きさは、ここにて打ち止めなのでしょう。
あの巨大なカボチャの種だと思うと小さいですが、我が家で採れたカボチャとしては大きいです。

↑株全体の画像も貼っておきます。
どうやら、株自体が大往生に向かいつつあるようです。下の方から、茎も葉も黄色くなってきて、新しいつぼみも出てきません。
この蔓が枯れるまでに、実ったカボチャがもっと良い色になるんでしょうか。

収穫

ついに蔓が枯れました。

2022.10.27

結局、色も黄色のままでした。カボチャ自体の変化は、10/21あたりで止まっていたということです。

これを収穫しまして、親カボチャと大きさを比べてみました。

親カボチャ
子カボチャ

比較するために、同じ椅子の上に置いてみました。
大きさは、大玉スイカとグレープフルーツくらいの差があります。
あと、色の差が大きいですね。別品種みたいに見えます。いや、実際に別品種と言うに等しいのかもしれません。私の育てた方は、先祖返りしてしまっている可能性があります。

私の収穫したカボチャは、いけばなの稽古場で「盛もの」の見本になった後に、ハロウィンランタンに加工されました。
よって、自分が使った花材事典カテゴリの記事と、ハロウィンランタン作成記事を、いずれアップする予定です。