自分が使った花材事典:チューリップ(ピンク)

2024年4月13日

意外にも、このような一般的な花をアップしていないことに気がつきました。

チューリップ(ピンク)


なんでしょう。この、ものすごい今更感。

このチューリップ、色がとても可愛いピンクでした。パロット咲きとか、薄紫のチューリップなどにうつつをぬかし、このようなスタンダードな「良い子」のことを忘れていました。

しかし、チューリップというヤツは、あまり流行に左右されませんね。ユリとか、バラが、結構な流行に振り回されている中で、チューリップは、今も昔もこのような「スタンダードな子」が高い人気を持っています。チューリップって、信じられないような変わり咲きもどんどん生まれていて(アイスクリームにそっくりなチューリップなどというものが実在します!)、当然そういうものに注目が集まるのですが、スタンダードな子の人気も「不動」なところがスゴイです。
値段も、そんなに高い花じゃないし、真の切り花クイーンって、「一番普通なチューリップ」なのかもしれないですね。

私が勤めていた駅前花屋では、チューリップだけの花束や、チューリップ&カスミソウの花束がよく売れました。
チューリップは、花束にするときには、葉っぱの存在が実は大きくて、同じような「一本の茎の先に、花が一つ咲いてる」式のガーベラと比べると、束ねたときの嵩が全然違います。ガーベラは、10本あっても「スカスカ」なのに、チューリップは同じ数でも「ぎっちり」なんです。

ただ、チューリップは、花を良く知っている人ほど、「すぐ開いちゃう」「すぐ伸びちゃう」と言われて敬遠される傾向があります。
私は、開いたら開いたで、伸びたら伸びたで可愛いやつじゃないですか、と思うので、家に飾るのを敬遠したいと思ったことはまだありません。(ブライダルのときは、ちょっと敬遠したいこともあるなあ)