自分が使った花材事典:ダリア(福寿)

なぜか今までアップしていませんでしたが、長いお付き合いのダリアです。

「福寿」という品種名だと、数日前に教えてもらいました。何十年も、お名前も存じ上げておりませんでした……。

品種名を聞いてから、「紅白だから福寿なのか?」と思いました。
この花、わりとよくお稽古に入ってきます。小ぶりの、比較的安価なダリアです。最近は、大輪ダリアが幅をきかせていますが、「福寿」も駆逐されることなく流通しています。

上の画像では、左側の2輪と、右側の1輪では、少々タチが違う花のように見えます。

左側は、平咲きみたい。

対して右側は、ポンポン咲きみたい。

これは別品種じゃないの?と聞いたら、どっちも「福寿」だと言われました。
ホントに?
花弁の巻きが違うくない?

これが単なる花径の大きさの違いなの?
でも仕入れた人が言うんだから、そうなんでしょう。同じ箱に入ってきたのでしょうから。

福寿は、値段もさることながら、花径が大きすぎないところが、かえって花束やアレンジメント、いけばなに使いやすいことがあります。
大型の花というのは、1輪で大きなインパクトを与えられ、ボリュームも出せますが、花束の中のポジション取りが難しかったりします。福寿は、そういう悩みはありません。
また、花弁縁に白が入っているので、明るさが出せます。昔からある安価な花ですけど、結構使えます。

しかし、大きな声では言えませんが、私は付き合いが長すぎて、もうマンネリな関係になっています。別に嫌いじゃないけど、会ってもそんなにしゃべることももう無いんだよね、みたいな相手です。……どうやったら新鮮な気持ちを取り戻せるんでしょうか。