自分が使った花材事典:ブルーベリー(紅葉)

紅葉のブルーベリーは、初めて買いました。

業務で扱ったこともなかったと思います。
ブルーベリーの紅葉がきれいだということは、ブルーベリー園の近くに住んでいる人から聞いたことがありました。しかし、こんなに鮮やかな赤い色だとは思っていませんでした。

すごく印象的な赤なんですよね~。上の画像では、赤い葉の中に、一部変色がありますが、私はこのくらいは風情と考えます。秋は、これくらいでいいでしょ(11月に使った花材なんです。今頃アップしてますけど)。
この花材は、いけばなの稽古用に買ったものでして、赤の色味が気に入ったもので、赤い色で攻めるような作にしました。

私は、この赤を堪能しました。上の画像は、すべて11月26日のものです。
紅葉だし、散るのが早いのかなと思いきや、このブルーベリーは、実にしぶとくて、ぽつりぽつりと葉を落とすものの、バラバラ散って枝として枯れるという状態にはなかなかなりませんでした。
そして2週間たち、3週間たつうちに、見た目が変貌し始めました。変貌の兆しは、実は上の画像にも写り込んでいます。

↑新芽のようなものがありますね。これがじわじわと育っていきまして、三週間以上たったら白い色が見え始めました。「白」が出てきたことで、私は初めて「つぼみだった!」と気づきました。
はっきりつぼみだとわかるようになると、赤い葉っぱはほとんど落ちていました。

下は、落葉して開花し始めたブルーベリーです。

12月23日のブルーベリー

まだ緑色のつぼみもあれば、白い花になっているところもあります。

下が、一番よく咲いているところ。

「ブルーベリーの花」自体は、このブログにすでに登場しています。開花状態で入荷したブルーベリーを、こちらの記事にアップしています→自分が使った花材事典:ブルーベリー(花) まさしく、あのブルーベリーです。

12月29日のブルーベリー

買ってきてから、一か月以上たちました。

もはや記事タイトルの「紅葉ブルーベリー」から離れていくばかり。

花の一つ一つが、ぷっくりと膨れてきました。

1月9日のブルーベリー

とうとう越年。これはちょっと想定外でした。

花も、非常にしぶとくて、新旧の花が入れ替わらずに、どんどん新しい花が追加されていく状態でした。

花の丸いフォルムなんて、「花」で入荷したものよりもきれいでした。

最終的に、このブルーベリーを処分したのは、1月15日です。
紅葉から一気に開花に至ったのはオドロキでした。