素人さん向け:ごく軽めの花留めの使用例

今月は、やたらと「素人さん向け」シリーズをアップしております。

今回、紹介しますのは、私自身はまったく使わないので(プロにとっては、もの足りないツールです)、持っていることも忘れていた、軽い感じで使う否本格派のおしゃれ花留めです。「本格派」ではないですよ。「否本格派」です。

どんなものかと言いますと……

このようなものです。
これは、単体で売っていたものではないのだと思います。20年以上も前に、人からいただいた「おしゃれ雑貨屋で買った系のちっちゃな花器」の中に入っていました。このような花留めが入った花器というのは、結構売ってるんですよ。
この手の花留めは、剣山やオアシスよりも完全に勝る点を一箇所だけ持っています。それは、「見えても全然OK」「ものによっては、見えたほうがむしろおしゃれ」という点です。
剣山やオアシスを隠せるのは、やはり技術なのです。その技術を必要としないのは、誰にでも使っていただくためです。

この花留めは、金属製です。しかし、重量がありません。
何の金属か分かりませんが、とても軽いのです。しっかりとめたいときに、「頼りになる」というほどではありません。軽い草花を、さらっと挿すときに、少しくらいはお力にならせていただきます、という程度の花留めです。
元がおしゃれ雑貨なので、当然のことなのですが、しっかり留めたい花のプロとしては、ほぼ使いどころが無いです。正直申しまして、無くても困らないです。

でも、プロの仕事には必要なくても、素人さんにちょっとでも役に立つなら、それがこの花留めの存在意義と言うものです。
素人さんのための活用法をば、紹介しましょう。

この花留めは、花器の口にかぶせるか、花器の中ほどに仕込んで使います。

花留めのふちは、こんな感じ。
↓ ↓ ↓

見ていただくと分かりますが、何かにかぶせられる仕様になっています。

花留めの直径は、約7.5cm。この直径は、器もののよくある大きさで、うちの色々な花器にぴったりはまります。(最初にセットになっていた花器は、大昔に割れてしまいました)

たとえば、これにぴったり。

これにも。

これにも。

下の画像のように、「花器の口部分」ではなく、「花器の内部」に入れてもOK。

↑この花器で、使用例の画像を出してみることにします。

※今回も、花職人の技術は封印してお送りします。立っているのは、私の入れ方ではなく、すべて花留めの力です。

この花器に、花留め無しで花を挿すとこうなります。

ばたっと寝てるように見せないためには、もっと短く切ることになります。
こういうときに、花留めを使えば、切らずに起こすことができます。

起きろ!

花留めの隙間に、花を放り込むだけです。誰にでもできます。

しかし、片口にケイト一本立てるような花の飾り方は一般的ではありません。上の画像は、「立てられるよん」ということを示すためだけの画像ですので、もうちょっと実用的な花の挿し方の画像も出してみましょう。(器を変えます)

たとえば、下の画像のような、何本かの花を挿すときに……

↓花留めなしで挿すとこうなります。

花が、それぞれ勝手な方向に倒れてしまっています。
花留め無し、技術も無しで、これを回避しようとすると、ものすごく短く切ってしまうしかありません。
それでも、別に悪くはないのですが、花の長さがもったいないし、素人さんは短く切る勇気無い場合があるし、短くしてこんもり挿すと、窮屈に見える場合があります。

でも! 花留めがあれば大丈夫!!

ヒペリカム一本入れる段階で、もう自立してくれます。

ちなみに、花留め無しでヒペリカム一本を入れてみると、下のようになります。

花留めを使うと、寝っころがるのが楽だよね、と言っていた人たちが……

花留めの、真ん中のあたりだけに挿しています。
花留めが見えてても、装飾性があるのでOK。

花留めを、満遍なく使おうなどと、難しいことを思わなくて結構!
上の例で言うと、私は、花留めの真ん中の一部しか使っていません。
↓このくらいのエリアのみ使用しました。

このような、素人向けツールなどというものは、完全にこっちの都合で使ってやったら良いのです。花が多ければもっと広いエリアを使うけど、花が少なければ、上の画像の赤丸の部分くらいで済んじゃいますよ。

このようなツールに、「正しい使用法」はありません。役に立つ使い方をすれば、それが「正解」です。

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