ホワイトセージを燃やしてみました
ホワイトセージを燃やしてみました。
ホワイトセージを燃やすって何のこと?とお思いの方も多いと思います。私も、つい最近まで知りませんでした。
セージ自体は、このブログを見に来てくださる方なら知っている方も多いでしょうね。セージというのはハーブです。パイナップルセージやアメジストセージなど、育てている方もいるのではないでしょうか。
で、このセージの種類の、「ホワイトセージ」というやつが、ヒーリンググッズとして使用されるらしいのですな。
ホワイトセージの葉を乾かし、それを燃やしたスモークで、品物とか場所を浄化するのだそうです。
私は、実を言えば、なぜホワイトセージにそのようなパワーがあるのか知りません。てゆーか、パワーとかなんとかは、信じないほうのヒトです。
しかし、こいつをゲットする機会があったので、まじまじと観察させていただきました。
ドライになったホワイトセージの葉。
なるほど、「ホワイト」でございますなあ。
この葉っぱの説明書には、火をつけて焚くと、独特の香りが広がる、と書いてありました。
私も、ハーブ系の香りは好きですし、ポプリを作ったりもするので、「独特の香り」というのは非常に興味があるところです。
そこで、ネットで検索してみたところ、思っていたよりも「ホワイトセージを焚いて、パワーストーンを浄化しました」という記事が、たくさん見つかることに気づきました。ヒーリング関係が好きな方には、ホワイトセージというのは、結構おなじみのアイテムであるようです。
で、実際に焚いている画像つきのブログなども拝見したのですが、不思議なことに、香りの具体的記述がどこを探しても見つかりません。皆さん、判で押したように「独特な香り」「一種独特な香り」と表現されていて、良いとも悪いとも、好きだともキライだとも書かれていないのです。
あるブログ様なんか、「独特な香りってどんなですか?」とコメントが入っていて、そのレスに「独特としか言いようがありません」と回答なさっていました。
なんか……すごく不思議だ。
「独特」意外に言葉を選びようの無い香りなんて、あるだろうか。確かに、なんとも表現しがたいものというのは、巷に色々あると思うのですが、ネット上にあれだけたくさんある記述の中に、「独特」以外の言葉が一つも見出せないなんて、ありえるのだろうか。
私には、この「独特」という言葉が、商品の説明書きからそのまま流用されたように思われます。
ホワイトセージは、実際にはほとんど香りを確かめられていないか、確かめられているけどあまり良い香りじゃないんで「独特」という言葉でごまかされているのか、どっちかではないのか???
よし、それじゃあ自分で香りを確かめてみよう。
特に、我が家で浄化したいアイテムもエリアも無いけど、焚いてやろうじゃあないか。
というわけで、点火!
説明書のとおりに、火をつけたら手で仰いで、炎を鎮め、煙だけが出る状態にします(お線香と同じですな)。
煙の出る状態になったら、お香立てみたいなものを利用するなりして、火事にならないような状況を作って焚いていきます。私は、素焼き皿の上に置いてみました。
ほうっておくと、わりとたびたび火が消えます。
上の画像の状態でしばらく燃やしてみましたが、あまりにもたびたび消えるので、点けなおすのも面倒になり、三分の一くらい燃やしたところで終わりにしました。
ホワイトセージのスモークを、ちゃんと浄化用に使いたい場合は、スモークの上に浄化したいものをかざして煙を浴びせるということです。要は、浅草寺さんの線香の煙と一緒の使い方ですな。
うちは、とくに何もかざさなかったので、浄化されているとすれば「焚いた場所」がそうなるとのこと。要するに、うちのキッチンが、ホワイトセージで浄化されたことになるらしいです。
そして、肝心の「ホワイトセージを焚いた香り」ですが、これはですね、良い香りのものじゃないですね。
ハーブを焚き火に放り込んだりすると、ほわっと「いかにもハーブ」な香りが立ちますが、あれとは全然別物です。これはホワイトセージだからなのか……? ほかのセージだったら、多分もうちょっと良い香りのような気がします。
かといって、耐えられない悪臭とかではないです。なんか、単純に「ものの焼けるにおい」です。昔、田舎のおばあちゃんの家で、裏庭で紙類とか焼いてましたけど、あのときのにおいに似ています。それが、ちょっと苦みばしったような香りかなあ。
「一種独特」と表現されるのは、その「苦みばしった」部分のことなのかなあ。
あと、「かいだこと無いタバコのにおいみたい」とも感じましたねえ。
どっちにしろ、芳香ではないですね。
まあ、芳香を楽しむためのものではないのでしょうけど。
でも私は、以前本で読んだ、「暖炉の火にポプリを一つかみ放り込んで芳香を立てる」というのに似た感じを、ひそかに期待したりしたのでした。
そういう意味では、ちょっとがっかりです。
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