ローズキャンディー

2020年2月3日

先に言ってしまいますが、この記事は、私が好きではないものの記事です。好きでもなんでもないのに、なんか好奇心で買ってしまう、例のアレです。当ブログには、年に2~4回くらいの頻度で、このシリーズの記事がアップされております。

はい、出ました。バラのお菓子。

ローズキャンディーです。私がバラ関係のお菓子を買ってしまうのは、だいたい薔薇園の売店か、バラ関係のイベント会場です。このキャンディーも、河津のバガテル公園の薔薇園で買いました。

いくらだったか、完全に忘れていましたが、上の画像によれば298円です。
販売者住所が山梨県……そうか、静岡のご当地ローズを使用したものというわけじゃないのね。うん、まあいいけどね。

個包装のキャンディーが、14個入っています。
バラの飴って、大概この色ですね。
画像のキャンディーに見える黒っぽい斑点は、バラの花弁です。乾燥した花弁が入っています。

このキャンディーはですね、私はダメでした。バラがきつすぎて、ちょっと付いていけません。
私は、バラのスイーツの記事をアップするたびに書いているのですが、バラのお菓子とか飲み物とかには、本当は違和感があるのです。(だったら買うなよ、という突っ込みは甘んじてお受けしましょう)バラの香りが口の中に充満すると、「化粧品食ってる」としか思われません。なので、バラの香りが相当抑え目なやつか、バラの香りから注意をそらせるような何かがあるか、どっちかの食い物(または飲み物)のほうがありがたいのです。

しかし、このキャンディーは、まったく正直にして誠実な「バラのキャンディー」でした。強いバラの香りが直球でやってきて、逃げ場がありません!
多分、「バラのスイーツ」を好んで買う人なら、こういう商品のほうを喜ぶのだと思います。バラらしいバラのキャンディーが好きな人にはお勧めです。

香りばかりか、花弁まで入っているので、私はマジで自分では消費できなくなり、仕事仲間に全部配ってしまいました。
私はね~バラの花弁嫌いなんですよ。これも、何度か書いてますけど。

バラの花弁を、見るのは大好きです。大好きだから、薔薇園に年に何度も行くのです。
しかし、食うのは好きじゃありません。なぜなら、バラの花弁は舌触りが悪いんです。
このキャンディーに入っているバラは、乾燥花弁ですが、乾燥じゃなくても、バラは舌触りが悪いんです。私は、エディブルフラワーのミニバラも、バラ花弁のジャムも、ゼリーの中にフレッシュなバラの花弁が沈んでるやつとかも食っているのですが、紙みたいな感触で口の中に残り、はっきり言って少々不快です。

私は、世のパティシエの皆さん・お菓子メーカーさんに申し上げたいのですが、バラの花弁を、きれいだからという理由でお菓子に持ち込むのはよろしくないと思いますよ。持ち込むなら、口ざわりの良い花弁を、バラのブリーダーと一緒になって作り上げてからにしてください。

いつか本当に、「うまいバラの花」ができたら、私は喜んで買いましょう。しかし、それまでは、「バラを生けたテーブルで、バラの入ってないスイーツを食う」のをよしとしようと思います。
バラは大きな可能性を秘めた植物ですからね、「うまいバラの花」ができる未来は、有りうると私は思いますよ!