自分が使った花材事典:ユーカリ(テトラゴナナッツ)

2020年2月6日

フレッシュなテトラゴナナッツです。フレッシュなテトラゴナナッツを我が家で生けられる日が来るとは、感無量であります。

少し前までは(私の体感では、少なくとも10年くらい前までは)、このユーカリは、「輸入の、ドライフラワーの仕立物」以外では見かけないような花材でした。私にとっては、「輸入物の、実つきのドライユーカリ」でした(後述しますが、「実つき」というのは誤りです)。
「テトラゴナナッツ」という名称に至っては、知ったのはほんの数年前です。
現在では、「テトラゴナナッツ」という名を知っている人は、そう珍しくありませんので、あっという間に認知を拡大したことになります。

上にもちょっと書きましたが、一見「実」に見えるものの正体は、なんと「つぼみ」です。

ごつごつしていて固そうな見た目が、全然つぼみっぽくありません。そして、切花でこのつぼみが開いてくるのは、私は見たことがありません。なので、いつまでたっても「本当は、実なんだろう?」という印象がぬぐえません。たった今思ったのですが、このつぼみを一つ取って、切り開いてみれば良かったです。今度手にする時には、そうしてみようと思います。

この独特な質感と形のつぼみのおかげで、テトラゴナナッツはとても独特な存在感のある花材になります。……葉っぱだけ見ると、なんつーことないユーカリなんですけど。

よく見ると、茎の質感も独特だったりします。

なんだか、角のある茎で、平面を折って作ったように見えます。どんな必然性があって、こんな茎が出来上がったのでしょうか。

上にも書いたように、テトラゴナナッツはドライフラワーでよく見かけます。ということは、こいつはドライにしやすい植物なのです。
実際に、私はこの枝を乾かしてドライにしました。いずれ、当ブログの管理人のストック花材カテゴリにアップします。