塩害だと思う

9月の末に上陸した台風24号の去った後に、うちのベランダの植物たちも、結構傷だらけになっていました。鉢ごと倒れたもの、強風で振り回されたものなどは、人間で言うと全身打撲と全身擦り傷みたいな状態になりますので、強風が吹くたびに、ある程度「傷だらけ」になるのは、こっちもあらかじめ想定しています。

しかし、今回、我が家では初めての植物の傷みが現れました。
私は最初、「風でよっぽど振り回されたんだろうか」と思ったのですが、どうもそうではないようです。葉っぱの周辺部だけが茶色く枯れ、チリチリになり、しかも、今迄みたことないような色で枯れていきました。
これはどうも……塩害ではないかと思います。
うちは海っぺりではないですけど、塩水が台風に運ばれて来たのだろうと思います。

確実に塩害なのか、と迫られると私も断言はできないのですが、多分塩害じゃないかと思います。
一応、記録のために画像を貼っておきます。
ことのついでに、「10月のベランダ報告」も一緒にメモしておきます。


葉の周りがぐるっと枯れています。
3鉢ある菫のすべてが、同じ状態になっています。
こんな傷だらけ状態ですが、最近2~3個開花しました。陽気が変なので、狂い咲きしているのでしょうか。

アロエ

この人は、台風も何も我関せず。びくともしませんでした。最近は葉先が茶色くなったりせず、きれいに成長しています。

しだ

勝手に生え出しているシダにもダメージが。

アロニア

葉っぱは少し塩害をこうむったようですが、軽傷で済みました。現在は、実が赤く色づいています。(後日、画像を出す予定)

ブラックベリー


この人が、一番深刻。枯死の一歩手前のような……。

春蘭

この人、無傷。すごく隅っこに置いてあるので、雨があまり当たらなかったのか、それとも、元々塩害に強いのか?(春蘭が塩害に強いわけないように思うけど)

センセーショナルファンタジー、ロサ・グラウカ

下の画像は、センセーショナルファンタジーです。

ロサ・グラウカも、ほぼ同じ状態になっています。
どちらも、新しい芽が吹き始めているので、大丈夫だと思います。

ローズマリー

ほんの一部、葉が茶色くなりましたが、ほぼノーダメージ。元気に育っています。

カラスウリ


上の画像では一部を切り取りましたが、株全体がこんな状態です。でも、カラスウリは時期的にそろそろ枯れる頃だと思うので、このまま静かに今年の蔓を枯らしていただいて、来年元気に復活してほしいです。

パッションフルーツ

葉のふちが、ほんの1ミリくらい茶色になっています。多分これも、塩害なのかなあと思います。

ボタン

ボタンが一番汚い枯れっぷりでした。

株ごと枯れてしまうかも……と思いましたが、現在は新芽が発生しています。

サンキライ

意外にも、ほぼノーダメージ。
春蘭と同じく、ベランダの隅っこに隠れるようにして置いてあります。やはり、「隅っこ」が良かったのでしょうか。

クヌギ


真ん中がきれいな緑なのに、外側から乾いてきている。この状態は、今迄に見たこと無いので、塩害だろうと思うのです。

ロサ・ホリダ

うちで一番強健だと思っているロサ・ホリダ(通称:ホリさん)もやられました。

ただ黄色くなるとか茶色くなるだけではなく、なんかチリチリになるんですよね……。塩で水分を奪われるのでしょうか。

ホリさんは、この後に、一気にすべての葉を落としました。しかし、心配することはありません。それはホリさんの逆襲が始まる合図です。
ホリさんは、文字通り丸裸になり、その直後に新芽を吹きだしました。もう、茶色い葉っぱなど残っておらず、現在は、新しいきれいな葉をどんどん育てているところです。株の内部は、塩害で疲れているのかもしれませんが、見た目は台風の前よりきれいになっているくらいです。
私が、「ワイルドローズはしぶとくてしたたか」だと言うのは、こういうところです。以前に育てていたノバラも、「一瞬にして葉を落とす&一瞬にして新芽を吹く」の術で、過酷な屋内生活(マンションの大規模修繕でした)を乗り越えてくれました。