2018年版 花の情報局の自由研究:スイカを食べて、スイカを植えよう その6

2020年1月5日

前の記事の続きです。

大きい花も咲いてきた

翌日に、二つ目の花も咲いてきました。

2018.08.18

一番目に咲いた花よりも、だいぶ大きいものでした。直径、3cmくらいだったでしょうか。

いかにも瓜の仲間の花、という感じです。茎だけでなく、花びらにもうっすらと産毛が生えています。(開花は一大イベントなので、自由研究にするなら、花は詳しく観察すると良いです)そして、花の中央のしべの部分に注目しますと、花粉の出るしべしかないことから、この花が雄花であることが分かります。

実は、前日に咲いた小さい花も、雄花でした。ということは、今のところ、結実に至ることはできません。
これから先、雌花が咲いてくれれば、結実の可能性はゼロではありません。

でも、雌花は咲かなかった

雌花さえ咲いてくれれば、どんなに小さくても「実」らしきものが見られるのではないか……と思っていましたが、いつまでたっても雌花は咲きませんでした。
連日、1個~3個くらいの花が咲いているのに、そのすべてが雄花でした。

雌花は、なぜ付かないのか。まったくの「たまたま」なのか、そういうことはよく見られることなのか、私にはそれすら分からなかったので、ネットの情報に頼ることにしました。
「西瓜 雌花が咲かない」「西瓜 雄花だけ」などのワードで検索したところ、「雌花はメインの枝にはなかなか付かず、横枝を伸ばすとそこについてくる傾向がある」という情報を見かけました。
つまり、実らせる用の剪定をしないといけなかった、ということなのかと思いました。(なんでそんなメカニズムになってるの?という素朴な疑問を覚えましたが、ここでは深入りしないでおくことにします。しかし、ハイレベルに科学的な自由研究をしたい人は、深くつっこんで調べてみたらよいと思います)

もっと早く、たとえば、8月の前半くらいにこの情報を知っていれば、私は迷わず主枝を切って、脇枝を発生させることを試みていたでしょうが、情報ゲットしたタイミングは、すでに8月も末になった頃でした。
ここからは、気温も低めになり、どんどん秋になり、これから盛んに花を咲かせよう、という季節でもなくなっていきます。

なので、今から雌花を咲かせる努力はしなくてもいいのかな……もう遅すぎるっしょ、と、思いかけたのですが、とりあえず、結果はどうでもやってみよう!と思いなおしました。
どうせ、誰に頼まれたわけでもなく、勝手に着手した栽培です。法人の研究室みたいに、「成功させないと、来年度の研究費が……」とかいう大人の事情も無いのです。

ということで、主枝をバチっと切りました!(2018.09.06)

↓切り落とした枝はこちら。

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Posted by sei