自分が使った花材事典:縞ハラン

2019年3月5日

縞ハランです!というには、ちょっと縞が少ない気がするけど……でも、縞ハランです。

この部分の縞斑が、縞ハランの「縞」なんですが……

普通、「縞ハラン」で入荷するやつは、もっと盛大に縞が入ってるものが多いんですけどね。今回は、斑が少な目の縞ハランでした。

縞が入っていると、真緑のハランよりも明るさが出ますし、葉に走る線自体が美しいものだと、葉面で勝負ができます。
斑入りものって、斑の入り方が美的かどうかで、相当話が違ってきます。私が今までに見た中で、一番美しかった斑は、大柄の斑入りモンステラでして、20年以上も前に出会った品物でしたが、あの美しさはいまだに忘れられません。
なんかもう、美術品みたいでした。工芸家に発注してマーブル模様にしてもらったら、こんな風にもなるだろうかという斑の様子でした。

……というような、ものすごい斑入りとは全然違う今日の縞ハランですが、ハランとしての大きさや強度には何の問題も無いので、以前にアップしたアサヒハランと同じように、色々楽しんで生けることができます。