自分が使った花材事典:ムラサキシキブ

2020年4月25日

ムラサキシキブ、大好きです。

ムラサキシキブ

この花材も、前の記事と同様に、人様のお庭からいただいたものです。そう思って見ると、花屋で売っているムラサキシキブよりも、実つきが少ないことが分かると思います。
しかし、ムラサキシキブのような花材は、実が少ないなら少ないで、「かえって素朴で可愛い」と感じるくらいのものですので、生けるのには全然問題ありません。

ムラサキシキブは、ステキな紫色

いい色です。
ムラサキシキブ
紫にもいろいろありますが、このムラサキシキブの紫は、甘い、ロマンチックな紫色です。ゆめゆめしいですねえ。

ムラサキシキブの実は、まんまるなところも良いですね。これが、ちょっと先がとがったような実だと、全然違った印象になったでしょう。

ムラサキシキブでリースを作れる

たまに、ムラサキシキブでリースを作る人がいます。私はやったことないですが、フレッシュのまま枝をわっかにして、そのまま壁にかけといたらうまいこと乾いてくれるらしいです。
ムラサキシキブの実は、水から離してしまうと細かいシワがよります。なので、それをいけばなでやってしまうと少し違和感が発生することがありますが、リースだったら「そういうもの」なので大丈夫です。
乾いても、数ヶ月は、きれいな紫の色が残ります。リースに限らず、ドライものとして楽しむことができます。