うちのガーデニング上の疑問

2020年4月26日

うちは、妙な実生ガーデニングばかりしているせいか、たまに、
「これってどうしてこうなるの?」
と思うことが発生します。

スズバラの疑問

たとえば、このばらなんですけど。
ばらの実

これは、実はスズバラなんです。本サイトのこちらの記事:スズバラの実生 のばらです。
本サイトの記事を見ていただければ分かりますが、このばらは、いけばな花材として入荷したスズバラの実を拾って(稽古中に落ちて、ゴミ箱に捨てられていたのを拾って)、それを植えて育てたものです。

……でも。スズバラを生けたことがある人なら、上の文を読んで、
「おや?」
と思いません?

実の形が、スズバラっぽくないでしょ。
実際に、まいたスズバラの実はこんな形でした。

スズバラは、もうちょっと長細い実なんですよね。うちの「スズバラ」は、毎年平べったい実が付くんです。
このブログのガーデニング記事や、本サイトの実生ばら記事を読んでくださった方なら、
センセーショナルファンタジーと取り違えているんじゃないの? 種をまいたときから、取り違えていたんじゃないの?」
と思われるかもしれません。うちには、センセーショナルファンタジーの実生もありますので。

たしかに、形だけで言うと、うちのスズバラの実は、センセーショナルファンタジーに近いんです。
これが、センセーショナルファンタジーです。

完全に、こっちの系統なんですよね……。

しかし、私は、
「取り違えてないもん!」
と断言します。スズバラと、センセーショナルファンタジーは、たしかに同じ年にまいた種からの実生なのですが、発芽の時期も、発芽したときの芽の色も、全然違いました。
成長した現在も、それぞれの株は、樹形と葉の形が異なるので、
「どっちも同じ種類、どっちもセンセーショナルファンタジーだった」
ということは無いはずです。

しかし……スズバラには、発芽した年から疑問に思っていることがあって、本サイトのこちらの記事にも書いているのですが、あるタイミングで、葉っぱの色が変わってしまったんですよね……。なんか、根本からその品種の特性が変わってしまったように見えました。
最初は、グレイパープルみたいな、暗い葉色で、「すごく個性的なやつだな」と思っていたのが、急に普通のばらになってしまったという印象でした。
最初は、すごく暗い葉色だったために、「このスズバラの品種は、ロサ・グラウカだ」と思っていたくらいなのです。

これって、どういうことなんだろう?
原種に近いばらは、個体差が大きいとは聞きますが、「実の形のタイプが全然別」というのが、個体差の範囲と言えるのでしょうか。
また、なんでうちのスズバラは、あるときを境に葉色が変わったのでしょうか。

シンフォリカルポスの疑問

これってどういうことなんだろうと思っていることは、もう一つあります。
これは、去年から発生している疑問なのですが、うちのシンフォリカルポス紅小町は、こんな実をつけるのですが……
紅小町の実

この実の付き方が、切花の紅小町となんか違うんですよねえ。(去年の紅小町の結実画像はこちらにあります→2015年紅小町の実

うちのベランダの紅小町は、切花入荷したものを挿し木で育てているものです。挿し木の親となったのが、こちらです→自分が使った花材事典:シンフォリカルポス紅小町

親と子で、実の付き方が違いません? 「実の量」じゃなくて、「付き方」が違わないですか?

親(切花)は、こうです。
実つき

子供(ベランダの鉢)は、こうです。
実つき
私には、このくらいの差があるように見えます。

私は、「だからイヤだ」と言っているのではないんですよ。
ただ、なんでそうなるんじゃ?と思っておるのです。