自分が使った花材事典:グズマニア(赤紫)

ふか~い色のグズマニアでした。

葉っぱが広がっていて、撮りにくい……。

↑画像のグズマニアは、私が稽古中に葉っぱを2~3枚切って使った後のものなので、手つかずの姿ではありません。元は、右にも葉っぱが出ていて、もっと大きく広がっていました。

3本買って、上の画像のグズマニアが一番大柄だったものです。後の二本は、もっと小さいです。

一番小さかったものには、ちょっと手を加えてしまいました。

水仙の葉組みみたいに、葉っぱを組みなおして、中から長い葉っぱを出しています(本来、長い葉っぱほど外側にあります)そして、一部の葉先をカールさせています。

ここでは、全体像が良く見えるように、撮るための都合で、瓶の口にちょこんと挿しているだけにしていますが、ちゃんと生けるときには、こんな挿し方をしたら、人工的に「葉組み」した葉っぱが、水を吸えません。しっかり葉っぱが水を吸える環境に生けるようにします。(そもそも、上の画像では水面に茎が届いていませんので、葉組みしなくてもこのままではだめです。この水は、重みでひっくり返らないように入れているだけです)

葉先をカールすると、葉っぱの印象は変わります。

上の画像の、緑矢印を付けた三本が、カールした葉。それ以外が、ナチュラルな姿の葉です。どっちが良いかは、そのときにどんな作を生けたいかによります。