自分が使った花材事典:マムシグサ

パッと見て、ウラシマソウとかマムシグサの仲間なんだろうなあ、と思ったら、ホントにマムシグサだったので驚きました。

なぜ驚いたかと言うと、茎が長すぎるからです。私が子供のころに、その辺の山林にあったマムシグサは、せいぜい20cmくらいの高さだったと思います。画像のマムシグサは、長いところで60~70cmほどもあります。
マムシグサは、熟してくると真っ赤になって、非常に目立つのですが、子供たちは、「あれには触るな」と言われたものです。理由は、結構な毒草である、ということでした。

このマムシグサには、多分毒は無いんでしょう。切り花品種に作った時点で、無毒にしたんじゃないでしょうか。
でも、私としては、「マムシグサ=毒」の印象がぬぐえないので、何やら勝手に禍々しさを感じてしまいます。

緑の実は、まだ若い実です。これが真っ赤に熟していきます。

この「足長」のマムシグサを生けてみた結果、「足が長すぎるんじゃないの」と思っています。

↑この長い茎からダメになっていきました。最終的に、茎が途中からグズっと折れてきました。あまりきれいな枯れっぷりではありませんでした。