自分が使った花材事典：リアトリス
リアトリスをまだアップしていないことに気づいて、「はあ！？」と言ってしまいました。
なんでまたこれをアップしないで今日まで来たのだろう……というくらい、おなじみの花材です。でも、考えたら、大人になってからリアトリスを自発的に生けたことは、もしかしたら無いんじゃないかという気もしてきました。要するに、いけばな花材としてはありきたりな部類のもので、初心者時代を抜けたら疎遠になってもおかしくない花材だということなのかもしれません。
ただ、私の場合は、仏花にたまに入れるので、業務で手にとってはいるんですよね……なかなかうちに連れ帰らないですけど。
線状の素材で、でも無機的に感じるほどの直線ではなく、色は紫で美しい。もっと愛されて良い花材なのかもしれません。
個人的に、リアトリスに言いたいことがあるとすれば、「もう少し、いい感じの枯れ方にならんものだろうか」と思います。なんかあの……どす黒くなって、虫の好かない枯れ方をするもんで。
同じ箱で入荷しても、花の大小はあるものでして。
↑このくらいの差は普通にあります。
リアトリスは、こう見えてキク科です。
一個ずつの花の形を見ると、「なるほどキク科かあ」と感じます。キク科じゃないように思えるのは、多分葉っぱの形のせいだと思います。