楓の発芽
以前の記事=楓の種 の続報です。
一月から、湿らせたコットンの上で発芽させようとしていた楓の種が、実は2月上旬の段階で発根していました。(画像をアップするのをさぼっていました)
↑赤丸をつけた種だけが、発根しました。
発根した種だけを、「羽根」の中から取り出してみました。
すると、こんな感じなのですね。
ぜんっぜん楓っぽくない。あの「羽根」だけが「楓の種らしさ」なんだなあ。
で、発根して羽根を取った種一つと、発根していない種三つを湿らせたコットンに置き続けました。
でも結局、発根した1個以外は、変化無しで1ヶ月以上たった時点で、観察を続けることをあきらめることにしました。
そうすると、「1個しか生きてない」状態になりますが、ベランダのプランターにも4個のタネをまいているので、そっちからも何個か芽吹いてくるはずだと思って、わりと気軽に「処分」を行いました。
お一人様になってしまわれた楓は、このように成長していきました。
↓ ↓ ↓
缶のふたの上で水栽培状態なので、ヒョロヒョロです。当初私は、このまま水栽培で観察し続け、いずれ成長が行き詰ったら生けるなりなんなりして栽培終了、とするつもりでいました。しかし、毎日見ているうちに情が移り、外のプランターにまいたタネが、この時点ではまだ発芽していなかったこともあり、
「もしもプランターのタネが発芽しなかったら困るので、この芽を保険にしよう」
と思い始めました。(こうやって、植物が処分できなくなっていくのです……)
上の画像を撮った一週間後に、本葉が現れているのを確認し、私は決断しました。
この子を、すでに4個のタネが埋まっているプランターに移そう、切って生けるのはいつでもできるじゃん、と。
そういうわけで、画像の芽は、2月28日にプランターに移植しました。移植の数日後に、最初からプランターに埋めていた楓の種が2つ発芽してきました。計3つの芽が、現在プランターで成長中です。三つとも力強く育っているので、多分、枯れずに伸ばしていくことができると思われます。
今の時点で、プランターの土から出てきた芽は2つだけです。4つ植えたので、あと2つの芽がこれから出てくる可能性もあることはあるのですが、発芽しなくても、すでに3本もあるので十分です。
あと、前の記事=現在のベランダの様子 の最後に書いた「謎の芽」ですが、松の芽かもしれないと思い始めました。お正月の若松の、松ぼっくりの中からこぼれてきたタネを適当にまいておいたのを思い出しました。でも、ハンノキとかナンキンハゼもまいているので、葉っぱが開いていない今の状態では、まだ松だと断定することはできません。
もしも松だったら、思いっきり英国風の、小さなテラコッタの鉢にでも植えて、ミニミニ盆栽にしてやろうかと思っています。
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