自分が使った花材事典:山茶花

きれいに開いた山茶花です。山茶花は、その辺の家や公園や道路の植え込みなどで、いくらでも植わっています。
そのわりに、切り花ではメジャーではないです。似ている花の椿の方が、流通量は多いと思います。

山茶花は、歌の歌詞にもよくあるので、名前を知らない人はあまりいません。でも、名前は聞いたこと有るけど姿は知らない、という人が結構います。その辺にいっぱいあって、歌の文句でもおなじみで、それでも実質の認知度が低いとは、どういうことなんでしょうか。

画像の山茶花は、いけばなの稽古場に入ってきたものです。椿もそうですが、山茶花は、切ってきた枝のままだとバサバサで、かなり鋏を入れていかないと、いけばなというより「植え込み?」みたいになってしまいます。
なので、鋏を入れて枝の線が露わになった感じで家に持って帰ってきています。

もちろん、茂りを残した部分もあります。

この山茶花は、実によく咲きまして、上の画像の二日後が下の画像です。

ピンクの花弁と、おしべの黄色のコントラストが美しいです。

今回の山茶花は、開き方が非常にきれいだったので、アップの画像ばかり撮ってしまいました。