自分が使った花材事典:モルセラ
モルセラ大好き。
なぜ今までアップしてなかったんだ?
ずっと昔、モルセラの花を始めてみたときのワクワクを覚えています。なんかモコモコして、でもところどころツンツンしていて、表情が抜群に面白い、と思いました。何この不思議植物、とも思いました。
それから長い年月が経ち、初見のころほどはテンション上がりませんが、今でも大好き花材です。
私自身はそれほど興奮しなくなっても、うちのお弟子さんとか、お店のお客さんは、今でも良いリアクションをくれます。
「最近は変わったお花がありますねえ!」
という反応もあったりしますが、実はそんなに最近出現した花材ではないです。私がモルセラに初めて会ったのは、もう30年ほど前ですから。(あの頃は、「モルッケラ」という呼び方がよくありました)
緑のヒラヒラの部分は、モルセラの花ではありません。多分、苞だかガクだかです。本当の花は、その中から咲いてきます。苞だかガクだかのとがった部分は小さなトゲ状になっていて、触るとチクチクします。
上の画像の状態では、まだ「花が咲いている」とは言えません。花が咲く前の状態です。
しかし、つぼみなら見えています。
↑この画像に示したように、真ん中にポツンとあるのがつぼみです。
じゃあこれが開くとどうなるのかというと、
↑このようになります。
これを見ると、ハーブ好きさんやポプリ好きさんは一発でわかるんですが、セージとかバジルの花に似ています。
似てるも何も、近縁なんです。つまりモルセラは、シソ科なんです。
しそ科の世界は深遠です。全長70cmほどで、こんな不思議な様子のしそ科もアリなんです。
さすがしそ科というべきか、モルセラにはさわやか系の香りが少しあります。
モルセラは、うまく乾かすと、きれいなドライフラワーになります。私の経験によれば、きれいにパリッとしたドライになるときと、ぺちゃっとなって失敗するときがあって、勝率は6:4くらいです。どういう条件だと成功するのか、いまだにつかんでいません。
今回使ったモルセラも、何本かはドライにしてみようと思います。(成功したら「ストック花材」カテゴリにアップします)
私は、このモルセラを、いけばなの稽古花材として買いました。珍しく画像を撮ったので、貼っておきます。
↑恥ずかしくなったら削除します。
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