自分が使った花材事典:つつじ(紅霧島)

紅霧島つつじは、紅ツツジとは違うの?

ほんとごめんなさい。私は紅ツツジとの違いが分かりません。同じものですか?

紅切つつじ、紅久留米っていうのもありますよね。全部分からないです。紅ツツジと、紅霧島と、紅切と、紅久留米を持ってこられて、「さあ、どれがどれでしょう」と言われたら、私は分からんと思います。
……全部一緒なんじゃねーの? 出荷場所で違うとか?(違うに決まってんだろ、という人は教えてください)

幸いにも、わからなくてもいけばな屋も花屋も勤まります。なので業務中に困ったことは一度もありません。今、この記事のタイトルを付けるのに困っているだけです。紅ツツジはすでにアップしているので、もし「紅ツツジ=紅霧島」なのであれば、記事が重複しますがごめんなすって、ということです。

「種類」については、昔から日本に普通にある樹木の方がよくわからんこと多いですよね。特に、簡単に交雑するやつは、あいの子がたくさんできて、それを市場では「学問的分類」ではなく「慣習」で呼び分けていて、しかも呼び間違っても「あ、そうですか」くらいのもので、あまり頓着しません。

本来は私も、「あ、そうですか」で済ませたい方です。
なので、画像のつつじに関しては、名前よりも「よく咲いてくれた」ことの方が重要です。うちの玄関を華麗に彩ってくれて、ホントありがとう、と思っています。

つつじは、毎年3月・4月頃に、一度は生けたいです。つつじって、苗物ではずいぶんたくさんの種類がありますが、切り花はそうでもないですよね。もっといろいろと切り花になってくれればいいのに。真っ白のつつじなんてありますけど、あれは切り花にできないのかしら。