自分が使った花材事典:コウリ柳

とんでもない季節外れですが、なぜかコウリ柳です。

↑これは、いつ使ったときの画像かわかりません。それに、枝の全体像があんましわかりません。そのうちもっと良い画像に差し替えると思われます。

なぜ、突然この時期にコウリ柳をアップする気になったかというと、なぜか今までアップしていないことに気づいたからです。今までさんざん使ってきて、当然あると思ってブログ内検索しても出なかったことにショックを受け、とりあえず暫定的に手持ちの画像でアップしておきます。

コウリ柳は、私はだいぶよく使っています。
自分の持っている稽古場にも入りますし、生けこみ仕事でも使います。多分、生けこみの方が多く使っていると思います。
私の使うコウリは長尺が多いので、カメラに収めにくく、おそらくそのせいで今日までアップしなかったものと思われます。

コウリ柳は、「行李柳」です。多分、昔はこれで行李を編んでいたんでしょう(いわゆる柳行李というやつです)。
ということはつまり、加工しやすいです。矯めるのも、とてもカンタン。
上の画像のコウリ柳を、両手でちゃちゃっと曲げると……

↑あっという間にこんな曲線を出せます。
いけばな的には、初心者にも、ベテランにも好まれる花材だと思います。

たまに小豆柳と紛らわしいという人がいるんですが、小豆柳はちゃんと見た目が「小豆」なので、触ってみればわかります。