自分が使った花材事典:桃(白花)

桃色ではない桃です。

白花桃の欠点は、人が「桃だ」と気づいてくれないところですかね……。

素直な枝も、花弁の形も、わずかに出てきている新芽も、全部桃らしい。でも、ひなまつりに生ける桃の枝が全部白だったら、やっぱり寂しいでしょうね。

花とつぼみが落ちやすいのも、桃らしさの一つだったりします。しかし、この枝は、すごく落ちにくい方でした。

↑こんなによく咲いてくれました。

桃は、矯めるとホントに花がボロボロ落ちるので、私はあまり矯めません。
花の品種改良で、「矯める」ことに着目してくれる育種家さんはいないものかしら。矯めても矯めても落ちない桃とか、ひねくり回しても大丈夫な枝の桜とか、そういうのはダメかしら。(←己の技術を磨け!)