謎のオダマキ

2016年1月26日

春先くらいから、ベランダの何も植えていない鉢に、「雑草ではなかろう」と思われる葉っぱが育っています。植えたわけではなく、勝手に出てきた葉っぱなのです。

私の見たところ、その葉っぱはオダマキにそっくりです。例の、「一番普通なオダマキ」です。
オダマキにしては、ちょっと大ぶりかなあとも思えるのですが、でもやっぱりオダマキに見えます。
オダマキの、うつむきかげんに咲く紫の花は、私の大好きな花でしてオダマキがうちに居ついてくれるなら、大歓迎なのです。

開花してくれれば、「オダマキだ」と断定できるのですが、夏を迎えても開花してくれず、それも「ホントにあんたオダマキですか」と思える要因です。オダマキというやつは、ほとんど雑草みたいなやつですから、(品種改良したお姫様みたいなオダマキもいますが)こぼれ種でどんどん増え、どんどん景気良く咲き、あまり「初年はつぼみを付けません」とか言うような人ではないんです。

まあそれでも、「オダマキだ」ということにしたとしても、まだ謎は残っています。
このオダマキさんは、どこから来たオダマキさんなのか?

うちには、もう1年くらい、外から土を持ち込んでいません。去年の夏に、人から手のひらに乗るような小さなアイビーの鉢を貰ったのが、最後の「外から来た土」です。
もちろん、市販の培養土は何度か買っていますが(鉢の植え替え用に)、それにオダマキの種が混入してきたとは到底思えません。

オダマキの種は、空中を飛んでマンションの5階まで来るようなタイプではないし(タンポポなどは、綿毛で勇敢にも5階まで飛んできます)、鳥が食べて運ぶタイプでもないんですよね……。

じゃあ、君はどこから来たの?
てゆーか、ホントにオダマキだと思って喜んでていいの?
同じキンポウゲの仲間の、とてつもなく気持ち悪い花が咲くような別種、とかではないよね。