自分が使った花材事典:ヒオウギの実
フレッシュなヒオウギの実を使ったのは、初めてだと思います。
結構たくさんありました。
花好き・園芸好きの人が、「ヒオウギの実」と聞いて思い浮かべるのは、上の画像のような、緑色のものではなく、黒いツブツブの方だと思います。要するに、こっちを思い浮かべると思います→ヒオウギの実(ドライ)
この緑が、徐々に開いてくると、黒いツブツブが現れることになります。
画像のヒオウギは、まだまだこれから熟していこうという若い実です。
ちなみに、ヒオウギの花の方はすでにアップしていまして→ダルマヒオウギ この花から、緑の実ができ、あの黒いツブツブが出現してくるわけです。
ヒオウギを家で育てている人なら当たり前のことですが、ヒオウギの実は熟してくると、勝手に周りの皮がめくれてきて、黒いツブツブが自分で出てきます。あの様は、なんだか妙に面白いです。
そうだ、あのまん丸の黒い粒は、若いうちはどうなっているのだろうと思い、実を割ってみましたら……
まだ緑色でしたが、あの、まん丸なやつが出てきました。なるほど、これが間もなく真っ黒になるわけか。
……ということは、この実をドライにしてやったら、実の口が開いてきて、例の「ヒオウギの実のドライ」ができるのだろうか?
というわけで、画像のヒオウギの実を乾かしてみました。
そしたら、乾いてくれるけど、ほとんど実が割れてきてはくれないことが判明しました。
上の画像では、赤丸をつけた一箇所しか割れていません。
こんな茶色のものでは面白くないので、手でむいてみました。
おお、中の実は、結構きれいでツヤツヤしてる!
これなら、そこそこ使えるんじゃない?
既製品の「ヒオウギの実(ドライ)」と比べると、不ぞろい感が強いですが、自然な感じでこれもアリな気がします。
同じ「自作ドライ」にするなら、可能であれば、黒い実の粒が出てきた状態のものを乾かすほうが良いですよ。そのほうが、断然「黒いツブツブ」の面白さや美しさが引き立ちます。
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