自分が使った花材事典:ホトトギス

2019年5月15日

ホトトギスは嫌いなんです。

ホトトギス

でも、このホトトギスは、私にとっては「相当マシなやつ」です。
私がホトトギスを嫌いなポイントは、「花の顔」そのものなので、このホトトギスのように花が小粒のものは、「これなら耐えられる」と思えます。

このホトトギス、みょーに小粒でしょ? 鋭い人にはもう分かりますよね。
ホトトギス

やけに細い茎、花数が少なく余白がある、実が付きかけている……普通、切花で、こんなホトトギスは出ません。このホトトギスは、庭に咲いたのをいただいたものです。(いただいたのに、嫌いだとか散々書いてますが)

園芸書など見ると、ホトトギスにも品種が山ほどあります。素人目には、「この品種とこっちの品種はなにが違うの?」と思えるようなものもあります。
画像のホトトギスは、その中の何の品種なのか、私には分かりませんし、お庭の主にも分からないようでした。

私が嫌いなのは、ホトトギスの「紫のボチボチ」です。
たとえば、鉢で売っているホトトギスの画像を貼ってみますが……

どう、このボチボチ。私にはこれが気持ち悪いんです。ホトトギスに、なんであんなにファンが多いのか、全然分かりません。

でも、今回使ったホトトギスは、ボチボチが少ないので助かりました。
ホトトギス
しかも、少し青味があるんですよね。この色は、ちょっと好きかも。

でも、やっぱりトータルでは好きじゃない。
ホトトギスって、シベまでボチボチがあるんだもの……。
ホトトギス

葉っぱの一部が切れたり、茶色くなったりしていますが、
ホトトギス
ホトトギスは元々山野草ですので、このくらいは「風情」です。自然な感じでいけるときには、茶色の葉っぱを切らなくてもイケます。