自分が使った花材事典:チューリップ(フレミングパロット)
意外にも、パロット咲きのチューリップをアップするのは初めてでした。
フレミングパロットさんとは、長い付き合いです。古参の品種が頑張ってんなあと思います。後から色々と新しいパロットが現れたのに、淘汰されてしまわないところがリッパです。
上の画像は、買ってきて四日目に撮ったものです。買ったばかりのときには、まだ青いつぼみでした。
↓こんなんでした。
この状態から、徐々に色が出て、大きく開いていきます。
じゃあ、日にちを追って画像を並べてみましょうか。
まず、1日目は上の、緑のつぼみの画像として、
↓二日目の画像がこちら。
四日目は、一番上の画像もそうなんですが、別のアングルから撮ったものも貼ってみます。
そして、9日目。
9日目にもなると、パッカリ開きます。
実は三本ありました~。
↓三本まとめると結構なボリュームです。
フレミングパロットは、茎が柔らかいうえに、水に挿しているうちに茎が伸びるので、枝垂れるようになる傾向があります。
よって、生けるときに、
「どうやっても下向いちゃって、どうにもならない」
という場合があります。完全な素人さんだと、困り果てて全部短く切っちゃうしか手がなくなったりします。
今回私が買ったフレミングパロットも、下の画像のように下向き加減でした。
上の画像は、二日目の様子です。これが、日が経つにつれて伸びていくものですから、徐々にもっとうなだれていき、最終的にはぐでんぐでんになります。
↓はい、ぐでんぐで~ん。
酔っ払いかよ、くらいのグデングデンです。
酔ってないですよ、全然酔ってないです、とか言ってるレベルのグデングデン。
完全に下を向いてしまっています。
ここまでくると、いけばなとかフラワーアレンジの世界の人たちは、「下向き」を楽しんでしまいます。ぐいっと下向いてる花なんてそんなに無いのですし、下を向いててもこのフレミングパロットは華麗なので、楽しむ甲斐があるってものなのです。
なので、
「こっち向いてくれない」
「グデングデンのベロンベロン」
「付き合ってられない」
を、ぐいっと方向転換し、
「うつむき加減」
「アンニュイな表情」
「女優で言うとアヌーク・エーメとかジャンヌ・モロー」
みたいな扱いにしてみると、とっても楽しんで生けられます。
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