自分が使った花材事典：スプリンゲリー（アスパラガススプリンゲリー）
スプリンゲリーは、アスパラガスの仲間です。アスパラガスの種類では、以前にアスパラガス・メリーを紹介していますが、葉の様子などは、スプリンゲリーとよく似ています。
スプリンゲリーは、「アスパラガス・スプリンゲリー」というフルネームで呼ぶ人はあまりいません。長いからでしょうね……。
スプリンゲリーの特徴は、うねるような線と、鮮やかな緑色です。
いけばなにも、フラワーアレンジメントにもよく使われます。洋グリーンですが、意外に和花とのマッチングも良いです。
また、線の面白さがあるわりに、マッスにもしやすい花材です。下の画像のようにしてしまうと、簡単にアレンジの土台ができます。（真ん丸く作ろうと思えば、まん丸にもなります）
反対に、小さい葉っぱを取って、線だけにしてしまうこともできます。
↓たとえば、こんな風になります。
なかなかに面白い線です。いけばな家なら、そそられるものがあるはずです。
いけばな的には、一つの作品の中に、葉っぱを取る部分と取らない部分を作って、「線とマッス」をスプリンゲリーだけで作るようなことをよくやります。
こんなスプリンゲリーは、「作りこんだ花飾り」にしか使えないかと言えばそうでもなく、一輪挿しにちょっと挿すこともできます。
すごく、適当挿しですが、これなら玄関とかにささっと飾れますよね。決して、身構えて使うような花材ではありません。