自分が使った花材事典:姫りんご

大きいりんごではなく、姫りんごです。

姫りんごは、意外と花屋でも買えます。いつでも、どこの花屋でも買えるとは言いませんが、12月に入ったくらいの(要はクリスマス需要です)頃に、箱に実だけ入ったものが一個売りとか、三個売りとかになっていたりします。また、特に店頭で「姫りんごだけ」を売っていなくても、アレンジメントに使用されていたりします。

私は、今までに姫りんごの実を使用したのは、アレンジメントかクリスマスツリー用だけではないかと思います(いけばなに使ったのを忘れてる可能性はあるけど)。
稽古場で、枝ものとして実のついた姫りんごを入荷しているのを見たことあるような気がしますが、自分でそれを生けたことはありません。

姫りんごは見た目にかわいいし、日持ちするし、小さい子供さん相手の教室だと実に顔を書いてみたりなんかして、活用方法は色々あるように思います。

姫りんごの実は、八百屋やスーパーでも出回ることがあります。あれは多分、リンゴ酒用なんでしょう。私がリンゴ酒を作るヒトだったら、漬ける用に姫りんごを一袋買って、その中から何個か花に流用するようなことがあったかもしれません。

今回入手した姫りんごは、最初は少し青かったのですが、

日がたつにつれて徐々に赤みが増していきました。

おいしそうな色になりました。

アレンジメントを作る人はみんな知っていると思いますが、姫りんごを固定するには、実に爪楊枝や竹串を挿し、その軸をオアシスなどに挿すのが一番簡単です。