春のベランダ:リンゴ
現在、うちのベランダで、一番面白くないのがリンゴの鉢です。
本当に面白くないですよ。棒っきれだもん。
いや、「棒っきれ」というほどの強さもないな。「線」です。ただの「線」です、こんなもんは。
なんだろう、このヒョロヒョロ加減。環境に、ここまでもやしっ子になる要素は無かったはずなんですけど……。今まで、色々な樹木を育てましたけど、ここまでヒョロヒョロになったのは初めてです。木のものって、もう少しがっちりするものなんですけどね。リンゴ自身のせいなのか、管理者の私のせいなのかも、よく分からんのです。
まだ葉っぱが出てきてないので、なおさら見た目が面白くないです。てゆーか、「生きてんのか?」という疑問すら浮かんできますが、生きているのはたしかでして、開くべき芽がスタンバイしています。
リンゴの葉は、いつごろ開いてくるものなのか分かりませんが、桜と同じ頃だとしたら、4月に入ってからボチボチ出てくるということになるのでしょうか。
去年、この株が発芽したのが4月末頃でしたから、その頃まで開かないとすると、あと一ヶ月くらいはこの姿のままということになります。
実を言えば、現在この鉢には、リンゴ本体よりも、私の関心を引くものがあるのでして。前の記事にも書いているように、リンゴの根元から、「雑草じゃないっぽい芽」が出てきています。しかも、前の記事のときには、芽は一つだったのに、あれから更に二本出てきまして、計三本の「謎の芽」が出ています。
↓青丸の中に、「謎の芽」があります。
手前にピントを合わせたので、奥の方はボケちゃってますけど、三本とも同じ植物に見えます。
実に不思議なのですが、私には、この芽がサンキライの芽に見えます。でも、サンキライの芽のわけが無いんですよ。去年、リンゴを発芽させてからは、余計な種をこの鉢にまくようなことをしていませんし、何より去年はサンキライをまいていません。
あり得るとすれば、一昨年まいたサンキライの種がこの鉢に混入していて、去年は発芽しなかったが、今年になってから発芽してきた、というパターンです。
このパターン、あり得ることはあり得るのですが……発芽が一つだったら、もっと納得できるんですよ。でも、三本もそういうことになるものかしら? 三本とも「去年は寝ていて、今年に入ってから起き出した」というのは、なんか出来すぎのような……。
この芽が、サンキライじゃないなら、綿毛が飛んできたとか、色々なことが考えられますので、そっちの方がずっと理屈にかなっています。そういう意味で、サンキライじゃない方が、私は納得できるので嬉しいです。
でも、もしもサンキライだったらどうしよう? これから育てても、多分元気に育たない予感がするリンゴを思い切って諦め、この鉢をサンキライのものにしてしまったらどうだろう? サンキライが二鉢あれば、その分蔓も切り易くなるし……などと考えています。
まずは、「何の芽なのか」を見極めねばならないので、もう少し芽が大きくなるまで観察してみます。(雑草でした、ということになったりしてね……)
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