自分が使った花材事典:ミリオグラタス

2020年1月30日

ミリオグラタスは、下の画像だと一見枝物に見えますが、葉物に分類するべき花材です。

ミリオグラタス

ミリオグラタスは、アスパラの仲間です。枝が、木質化していますが、やはり「木」というべきではないと思います。

↓寄ってみると、こんな感じ。

ミリオグラタス

特に、この画像のミリオはやけに大きいので、より枝物感が強いです。

ミリオグラタスの使い道

ミリオグラタスの、一番よくある使い方は、アレンジメントの埋め物に使うグリーンです。なので、20cmくらいの長さでも入荷するのですが、画像のミリオは60~70㎝くらいもあります。

一般的な大きさのアレンジの埋め物に使うなら、こんな長さで使うので……

ミリオグラタス

画像のミリオからは、相当な数が切り出せます。

私は、ミリオは、好きな花材です。
ミリオは、私が子供の頃には、「ちょっと良い花材」だったのです。決して、「ものすごく良い花材」ではなかったのですが、「ちょっと良いクラスのアレンジ」なんかに入っている葉物でした。初めて自分で手に取ったのは、二十歳過ぎてからだったはずです。

そのような、「幼少時の記憶」で好きなだけではありません。濃い緑が美しいことや、細い葉が小さな塊になった面白さなど、実際に使ってみても好きな花材でした。
私はそうでもありませんが、細かい葉っぱがパラパラ落ちるのがキライと言う人がいます。でもまあ、アスパラはみんなそうなので、私からすると、「そういうものじゃありませんか」という感じです。

あとは、これもアスパラ一家の特徴ですが、トゲがあるんですよね。それも、結構しっかしたトゲです。ポコポコした緑の、かわいい外見を甘く見てかかると、痛い目にあいますよ。