自分が使った花材事典:キキョウ

今頃アップしていますが、使ったのはもちろん夏のことでした。
夏も、盛夏ではなく初夏だったはずです。デジカメの中でデータを眠らせすぎました……。

キキョウは、大好きな花です。しかし、生けたことは意外に少なく、子供のころから通算しても、せいぜい5回くらいではないかと思います。

完全なる私の体感ですが、キキョウの切花は、昔ほど出回っていないように思います。いえ、決して「珍しい花」になってしまったとは思いません。今だって、お安く売っていますから。
しかし、30~40年前は、もっとそこらじゅうの花屋で、もっとたくさん見かけたように思います。……持ちがあまり良くはないから、需要が減ってしまったのでしょうか。

キキョウは、色も形も好き。つぼみの形も好きです。

キキョウには、白花もあります。鉢物だと、ピンクとか、もっと紫味の強い青の花もあります。咲き方も、八重のものがあったりします。
私が、今まで切花で扱ったものは、青・白の二種類だけですが、私が使っていないだけで、ピンクや八重の切花もあるのかもしれません。

これまた個人の感覚ですが……八重のキキョウというのは、あれはどうなんだろうと思います。
一重のほうが、かわいいじゃん。八重品種は、どうもボテボテしていて好きになれません。

あと、これを言うと花好きさんに非難されるので、あまり言わないほうが良いような気がしますが、キキョウのつぼみというやつはですね、手でつぶすと「パン!」って良い音がして楽しいです。
ああ、良い子はまねをしないでください。花がかわいそうですから。
でも、家の庭にキキョウがあった子供たちには、これは結構な「あるある」です。
私も今はやりませんよ! ずっと昔の、40年ほども前の悪行の記憶です。