自分が使った花材事典:ヒオウギの実

2019年1月9日

フレッシュなヒオウギの実を使ったのは、初めてだと思います。

結構たくさんありました。

花好き・園芸好きの人が、「ヒオウギの実」と聞いて思い浮かべるのは、上の画像のような、緑色のものではなく、黒いツブツブの方だと思います。要するに、こっちを思い浮かべると思います→ヒオウギの実(ドライ)

この緑が、徐々に開いてくると、黒いツブツブが現れることになります。

画像のヒオウギは、まだまだこれから熟していこうという若い実です。

ちなみに、ヒオウギの花の方はすでにアップしていまして→ダルマヒオウギ この花から、緑の実ができ、あの黒いツブツブが出現してくるわけです。

ヒオウギを家で育てている人なら当たり前のことですが、ヒオウギの実は熟してくると、勝手に周りの皮がめくれてきて、黒いツブツブが自分で出てきます。あの様は、なんだか妙に面白いです。

そうだ、あのまん丸の黒い粒は、若いうちはどうなっているのだろうと思い、実を割ってみましたら……

まだ緑色でしたが、あの、まん丸なやつが出てきました。なるほど、これが間もなく真っ黒になるわけか。

……ということは、この実をドライにしてやったら、実の口が開いてきて、例の「ヒオウギの実のドライ」ができるのだろうか?

というわけで、画像のヒオウギの実を乾かしてみました。
そしたら、乾いてくれるけど、ほとんど実が割れてきてはくれないことが判明しました。

上の画像では、赤丸をつけた一箇所しか割れていません。


こんな茶色のものでは面白くないので、手でむいてみました。


おお、中の実は、結構きれいでツヤツヤしてる!

これなら、そこそこ使えるんじゃない?

既製品の「ヒオウギの実(ドライ)」と比べると、不ぞろい感が強いですが、自然な感じでこれもアリな気がします。

同じ「自作ドライ」にするなら、可能であれば、黒い実の粒が出てきた状態のものを乾かすほうが良いですよ。そのほうが、断然「黒いツブツブ」の面白さや美しさが引き立ちます。