素人さん向け:すごく簡単で、安易な気持ちでできる花留め法パート2
久しぶりに、素人さんが軽い気持ちで試していただける花留めの紹介です。(パート1はこちらです)
例によって、技術は何一つ必要としません。「ただ、つっこめ!」というシンプルな方法で完成する技です。
タイトルは「花留め法」としましたが、より正確に言うと、「上げ底法」かもしれません。この方法は、花をばらけないように留めるのではなく、花瓶の中に落っこちすぎないように留める方法です。
では、使用するものから紹介します。
- 花瓶
- 花
- ラッピングセロハン
これら、三つを使用します。「ラッピングセロハン」というのは、花束のラッピングに使われるセロハンです。新しいものは必要ないので、もらった花束のラッピングをはずすときに取っておいて使うと良いです。
今回、私が使ったセロハンはこれです。
大型の鉢ものをもらったときのものだったと思います。
花瓶と花は、こちらを使いました。
花瓶の高さと、花の長さの関係を良く見ておいてください。
上の画像の花瓶と花を使い、何も考えずに生けるとこうなります。
ただ、花瓶に花を入れただけです。一般の方なら、こうやって飾るのが当たり前です。
でも、上の画像の生け方だと、カーネーションが全部棒立ちになっています。これは、花瓶の高さゆえにこうなったのであって、もう少し丈の低い花瓶だったら、ここまで直立せずにふわっと広がるはずなんです。
つまり、現状ではこうだけど……
花瓶の丈が低ければ広げられる。
最適な高さの花瓶があれば、そっちを使えばいいだけの話です。しかし、ちょうどいい花瓶が無かったらどうするのか?
花を生けるプロだったら、カーネーションの茎を花瓶の壁で留めて調節する術があるのですが、何の技術もなしに解決するにはどうするのかというと、「花瓶の丈も、花の丈も変えられないなら、花瓶を上げ底せよ」です。
セロハンを花瓶につっこんで、簡単に上げ底してしまいましょう。
セロハンを手でぐしゃぐしゃっと丸めて、
ただ、花瓶につっこむだけ。
花瓶の材質は問いません。今回、私はガラス花瓶でやっていますが、それは「透明な器でも大丈夫」というところをお見せするためです。
↓セロハンを詰め込むと、こうなります。
ここに水を入れると、こうなります。
これを当然のように飾っておくと、人は「こういうガラスなんだな」と思ってくれます。私の経験上、今までに一度も見破られたことはありません。
セロハンで上げ底した花瓶に、ただカーネーションをバサっと入れました。ただ入れただけで、何の技術も使っていません。
↓こんなに上げ底されています。
花が全部直立している生け方が、悪いとはいいません。
しかし、
「広げたいのに、花瓶の丈のせいで広がらない」
「花瓶に対して、花の丈が足りなくてかっこ悪い」
というときには、セロハンをつっこむだけで簡単に解決できますので、お試しください。
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