自分が使った花材事典:レモンタイム

花材として買ったのではなく、ポプリにする目的で買ったのですが、でも結局は半分ほど生けたので、「花材事典」に入れてあげることにしました。

これは、買ったところは食料品コーナーでした。一般的には、お料理やハーブティーにするために買われるのでしょう。
このレモンタイム、1パックがすごくたっぷりありまして、上の画像は、買った量の半分ほどです。

↑全部の画像がこちらでして(たっぷり加減が伝わりますでしょうか…)、これで120円ぽっきり。これは買いでしょう。

私がこれを買おうと思ったのは、「安いと思ったから」と「レモンタイムだったから」が主な理由です。ただの「タイム」だったら、私は買う気はありませんでした。タイムは、乾燥のものを買って料理に使うこともありますが、私はあの独特の薬くさいような香りが大して好きではありません。
でも、このレモンタイムは、包装のビニールの上からも、はっきりわかるさわやかな柑橘香がして、「これなら欲しい」と思ったのです。

こまかーい、紫の花がかわいらしいです。なんとなくラベンダーに似ていますが、タイムもシソ系の植物なので(ハーブの多くはシソの類です)、近縁の植物ではあります。
この花の顔を見ているうちに、すぐにポプリ用に乾かしてしまうのが忍びなくなり、いくらかを花瓶に挿して飾ることにしました。

飾ると言っても、とても短いので、

本気のいけばなとして扱う気持ちにはなりませんでした。それに、触れば触るほどレモンの香りが立ち、「飾り物扱い」というよりは、「室内芳香剤扱い」の方がふさわしいと思えてきて、ただただミニ花瓶に放り込んで、現在は玄関とキッチンに置いています。

通りすがりに、こいつをサラッと一撫ですると、かすかにタイムの香りを含むレモン香が香ります。今のところ飾って5日目ですが、びくともしません。120円分以上の香りを、すでに楽しめたと思っています。