自分が使った花材事典:セダム

「セダム」という名前が、いつも出てきません。なぜだか分かりませんが、「ムで始まる名前」のような気がしていて、「ム、なんだっけ……」と思ってしまいます。
でも、私は瞬時にこの名前をスマホで探せます。「ベンケイソウ 切り花」で検索すると、絶対にセダムがトップに出てくるからです。

要するに、「ベンケイソウ科の、ムで始まる名前のヤツ」というインプットなんですね(ムで終わる名前、が正しいんだけどね)。

セダムは、小さな花が固まってびっしりとつきます。今回私が買ったのは赤紫みたいな色ですが、ピンクや黄色や黄緑もあります。

触るとわかるのですが、セダムの茎や葉は独特の肉厚な質感で、これは「多肉」と呼んでも良いのだと思います。
セダムの質感は、この切り花の魅力であり、なにか「ほかの花と違う」と感じさせる力を持っています。

セダムの花は、大きな集団になっているので、マッスを作りたいときや、大きな空間を埋めたいときに重宝します。いけばなにも、アレンジにも、花束にも使いやすいです。

多肉なので、これはもしかしたら挿し木で増やせるのではないか、と以前から思っています。今までチャレンジしてみたことは無いのですが、もっと良い季節、たとえば初夏のころに扱う機会でもあったら、一度試してみようかと思います。