自分が使った花材事典:ミニソテツ(玉付き)

手のひらサイズの小さいソテツでした。

生花業界で「ソテツ」というと、普通はこっちなのですが→ソテツ この記事のソテツは何十分の一の大きさです。これは、そもそも品種が違うのか、それともこの記事の「ミニソテツ」が育ったら「普通のソテツ」になるのか、私にはわかりません。

普通、このようなミニソテツは切り花として流通しません。これは買ったものではなく、いただき物なのです。どこやらのお宅から切ってきたものらしいです。

結構たくさんいただきまして……

こんなちっちゃいソテツがわらわらあると、なんか可愛いです。

↓最も小さいのはこんな大きさ。

そして、タイトルにある「玉付き」というのは、これのことなんです。
↓ ↓ ↓

根元の玉が付いた、株ごとのミニソテツが二つありました。これがまたかわいくて、できればこのままいけばなに使ってやろうと思っていたのですが、残念ながらその機会が巡ってきませんでした。

このミニソテツたちが我が家に来たのは、昨年の暮れです。
そのときに、葉だけの方はさっさとリースに使ってしまい、玉付きの方は良い機会を待って温存していました。ガラス器の中で水栽培状態で保管していて、これはちょっとしたわが稽古場の人気者になりました。

私は、この子をいっそ鉢に植え替えて育てようかとも思いました。しかし、狭いベランダで鉢を増やすのをやめようと思っていたのと、ソテツはある程度育つと横幅が出ることを考え合わせ、とうとう先日、葉を切ってミニアチュールいけばなにして決着をつけました。

やっぱり植えればよかったのかな、もったいなかったな……という気持ちも残っていますが、5か月近くもかわいい水栽培の姿を楽しめたので、それで十分だと思うことにします。