自分が使った花材辞典:パイナップルの葉
うちのベランダ産のパイナップルの葉です。
↑結構、立派でしょ? 売っていない材料なので、たまに使うと楽しいです。すらっとした葉物として活用できます。硬い葉の質感をうまく生かせると面白いです。
このパイナッップルは、本サイトのコチラのページ→パイナップルの挿し木 で紹介しているもので、花屋から鉢買いしてきたものではなく、八百屋から食い物としてうちに来たものです。 それがいまや、大きな株に育ち、この冬は家の中に入れるのが大変で、現在も置き場に困っているものです。ここまで大きくなるのは想定外でした。
大きくなったからと言って、私は気軽にパイナップルの葉を切っては生けているわけではなく、生けるのは強風で葉が折れたときだけです。なぜなら、葉を一本でも切ってしまうと、株の形がかっこ悪くなるからです。
この記事の画像は、すべて10月1日に撮ったものです。ちょうどその前日あたりに、強風(台風だったかな?)で葉が2本折れたため、切って水に挿しました。 私は、パイナップルの葉が、水に挿しただけでどのくらい持つものか、この機会に見極めてやろうと思い、切花葉物として、大事に大事に管理しました。もしも、長期間持つと分かったなら、展覧会にも使えるんじゃないかと思ったがためのリサーチでした。
で、リサーチした結果、展覧会も十分イケますね。だって、二ヶ月以上もたった今日でも、まだ青々しています。そのうち、何かの機会に日の目を見させてやれるかもしれません。
パイナップルの葉は、表側はツルツルテカテカの光沢仕上げです。
↓ 葉先には、わずかにギザギザが付いています。
もっと盛大にギザギザしているほうが、生けるときには面白いですね。でも、ベランダにあるときには、このギザギザにスカートが引っかかったりして、地味に面倒です。
パイナップルの葉の裏側は、白っぽくてマットなつや消し仕様です。
大型の葉っぱというものは、裏側の表情が妙に面白い場合があるのですが、パイナップルは、裏があんまり面白くないです。
あと、枯れた姿もパイナップルは面白くないですね。 個性派のグリーンって、枯らしてみると面白いドライ花材になることがあるのですが、パイナップルの枯れっぷりは、汚くてみすぼらしいという、あまり楽しくないものです。
私は、「いつか、このパイナップルを、鉢ごと掘り上げて花展材料してみたい」という野望があります。 しかしね~、この鉢は一鉢だけなので、下生けができないんですよね。この材料でぶっつけ本番は危険すぎるので、果たせない野望になるかもしれません。
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