自分が使った花材事典:ワレモコウ

2017年10月20日

ワレモコウを好きな人は多いですね~。私も好きです。

地味と言えば地味な花ですよね。少なくとも、派手ではないでしょう。
水揚げも大変だし、なぜワレモコウの人気が衰えないのか、私は不思議です。

ワレモコウは、秋を代表する花の一つです。もしも、ワレモコウに、「秋らしい花」という属性が無かったなら、こんなに人気は無かったかもな、と思うことがあります。
「ワレモコウ」という、ネーミングの勝利ではないのか、と思うこともあります。
いやでも、そんなことないか。可憐だものな。
ワレモコウの花は、茶色だと思っている人がいますが、茶色じゃありませんからね。間違えないでね。
ワレモコウは、赤です!


「いわゆる赤じゃないでしょう」とおっしゃる向きには、「暗紅色」もしくは「黒赤色」と申し上げておきましょう。
そして、葉っぱを見るとよく分かりますが、こいつは「薔薇組」の構成員です。薔薇組の、薔薇会系の、ワレモコウ一家のヒトです。怒らせたらいけませんよ。切花界の最大勢力である、薔薇組を敵にまわしてしまいます。

薔薇の系統だからか、水揚げは悪いですね。でも、私が子供の頃のワレモコウは、もっと悪かったように記憶しています。地味に見えるワレモコウも、品種改良は進んでいるのだと思います。