自分が使った花材事典:カスミソウ(着色 吸わせ)

結構大柄なカスミソウです。

真っ白じゃなくて、ポツポツとピンク色が見えます。

これは天然の色ではなく、着色です。茎から色のついた水を吸わせて着色するタイプです。

着色カスミソウには、カラースプレーで色付けするものもあって、一昔前はほぼスプレーだった気がしますが、あれは、スプレーのかかり具合によって、だいぶ「はあ?」みたいなものもありました。

スプレーにしろ、吸わせにしろ、私は着色ものは基本的には好きじゃありません。でも、現実にはこれを生けなきゃならないこともありますし、吸わせのカスミソウを「ステキ!」というお客さんも結構います。

これ、水の方に染料が溶け出してきたりしないのか?と思って、水につけて観察しました。

一部の吸わせ花材で、色付けしている水が花瓶の水を染めてしまうことがあります。
このカスミはどうなんだろうと思って、水につけて一晩待ってみましたが、

水の色に、全然変化なし。
溶け出してこないタイプなのか、もともと薄い染料で、溶け出しているけど分からない程度なのか、判別できませんでした。

枯れるまで観察した結果、ピンク色が出た花の方が、早く縮んでしまうように思いました。